アキアカネのゆくえ

現在カナダでワーホリ中。お酒大好きで地に足が着かない妙齢女子の備忘録記です。

コロナの影響で4月28日メキシコから成田に帰国した時の状況

 

4月28日、滞在していたメキシコから帰国しました。

理由は色々ありますが一番大きかったのは宿が取れなくなったからです。

 

しかし帰国者自体が少ないからか、帰国者に向けた情報が少なくて苦労しました。

3月末~4月半ばまでの帰国に関するブログやニュースはいくつか読みましたが情報が変わり続けている日々。

 

私の帰国した時はどんな状況だったかお伝えします。

(状況は変わりますので帰国される方も参考程度にしてください。) 

 

メキシコシティから成田への帰国を決意。

私は3月末カナダを離れてメキシコにいました。

そして今回帰国を決めた理由は宿が取れなくなったからです。

Bookin.com、Airbnbなどがメキシコ全土で使えなくなり、これはフライトがなくなるのも時間の問題かもと感じました。

 

とは言っても4月末時点では4日に一本の直行便が出ている成田-メキシコシティ

チケットも8万円くらいでこの距離の片道券にしては安かったです。

 

メキシコシティの空港

夜中1時半発の便だったので夜10時半ごろに空港へ到着。

空港はこんな時期とあって人はほぼいません。

おかげでアジア人が集まっているカウンターが成田行きだとすぐ分かりました。

 

メキシコからの出国審査は特になかったです。 

手荷物検査前に検温がありました。

 

すぐに搭乗口に着き、少し空港内を見て歩きました。

開いていたのは小さなドラッグストアとお土産屋さん、コンビニが一軒ずつのみ。

 

コンビニでペットボトルの水を買いました。

空港内でも9ペソ(約50円)とお財布に優しい国、メキシコ。

 

搭乗口に戻り待っていたら、日本語のアナウンスが流れました。

搭乗者全員に健康上の質問があるからカウンターに来いとのこと。

 

 質問票の内容はシンプルで、

 

『過去14日間のあいだにこれらの国へ行きましたか?』

 

{相当な数の国名がズラリ}

 

Yes/No

 

という一問のみ。

 

スペイン語バージョンを渡され、日本語版ある?と聞いたらそっちをくれました。

しかし恐らく70くらいある国の名前は全部スペイン語

 

質問と、YES/NO のところだけ日本語になっています。

アメリカとか 『Estados unidos』 せめて英語表記でpor favor!

 

機内の様子

質問表を提出してからしばらく待ち、出発時刻の40分ほど前に搭乗開始しました。

乗る人たちをざっと見た感じではほぼ日本人かその他アジア人、一部白人とラテン系。

全部で30人いないくらいでしょうか、10時間以上ののフライトでこんな少人数は初めてです。

 

機内はかなり空いていて、私含めほとんどの人が3列シートに横になって寝てました。

 

離陸1時間半後くらいにDinnerのサービスが回ってきます。

Pasta o Arroz?(パスタor米?)

という斬新な選択肢をスペイン語で出してくるメキシカンCA。

Fish or MeatとかBeef or Chickenじゃないのね。

 

お米を選んだら日本風のカレーでした。 

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エビやキュウリの酢の物、サラダ、パンにフルーツ。

久しぶりに懐かしい味です。

 

14時間半と長いフライトでしたが、広々としたスペースがあったのとトイレが常に空いていたため快適でした。

 

Breakfastが着陸2時間前くらいに出てきます。

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ワッフルにパン、クッキーにフルーツ…!ティータイムのような内容。

炭酸水じゃなくてコーヒー貰えばよかったと後悔。

 

着陸後・検疫通過まで~PCR検査はなし

飛行機は予定通り朝6時過ぎに着陸しました。

アナウンスがあり、国際線乗り継ぎの人だけ先に降機するようにとのこと。

 

機内で待っていると、入国者向けの質問表が3枚配られました。

自身の体調不良の有無や体調不良の人と接触したかどうか、

どこに滞在するかとそこまでどうやって行くかという質問です。

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これを提出するだけで入国できるようで、PCR検査はない様子。

 

ところで私は宿も移動手段も用意していませんでした。

飛行機が突然欠航になったり、飛行中にルールが変わってメキシコからの入国者もPCR検査対象になるかもと疑っていたためです。

 

検査を受けるなら陽性だとそれ相応の場所行きになり、陰性でも検査結果待ちに予測不能な時間がかかるはず。

そんな心配から宿も移動手段も用意せずの帰国でした。

 

帰国後に滞在しても良いという返事をいただいていた民泊が数軒あったのと、

他の人のブログで検疫後UBERで帰宅したというのを見ていたので、

民泊施設へUBERで行くと記入して提出。

 

そしたら、う~んどちらもダメなんですよ、と引き止められました。

 

帰国者の移動手段・滞在先の選択肢

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まずは民泊。

キッチンやバスなど共同スペースで感染させる恐れがあるためダメだそう。

私はもちろん共同スペースのない丸ごと貸し切りタイプを予約するつもりでいたので、そう説明したら考え込む空港スタッフさん。

 

逆にどんな選択肢があるんですか?と聞くと

 

・自宅に帰る(レンタカーor身内の送迎orハイヤー利用)

・ホテルに滞在(レンタカーor身内の送迎orハイヤー利用)

・成田空港周辺の指定ホテルに滞在(空港から無料送迎あり)

 

の3オプション。

運転できない&身内頼れない&自宅が遠いという私みたいな人の場合、

 

ハイヤーを呼んで予約したホテルへ行く

・指定ホテルのどれかを予約して送迎してもらう

 

の2オプションとのこと。

 

成田空港周辺の指定ホテルリストを渡されました。

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このホテルたちなら成田空港から無料送迎があるそう。

なるほど…

 

どこにするか値段調べて決めても良いですか、とお願いして紙とにらめっこ。

スタッフさんたちも私の行方を確認するまでは仕事が終わらないようで、待たせてしまって申し訳なかったです。

 

ごめんなさいね、と済まなそうにパイプ椅子を持ってきてくれたスタッフさんの優しさに心を打たれながら、一軒ずつ滞在費を調べていきます。

 

どこも素泊まり一泊最低6000円くらい、×14日間…高い…!

メキシコで2ヶ月生活できちゃう…って金銭感覚が変な方向に狂ってしまって余計始末が悪い。

 

もう他の乗客は全員いなくなったフロアでスマホとにらみ合いを続ける私のところに、またスタッフさんが来て、

 

「今他のスタッフと話したんだけどね、メキシコは検疫強化の対象国じゃないし、共同スペースのない貸し切り部屋なら民泊でも大丈夫です。」

 

と前言撤回。

私がホテルを決めるのに一生かかると思ったのか、優しさなのか。

スタッフさんの手で滞在先に『民泊』と書きこまれます。

 

言い方が、メキシコだしOKというニュアンスでした。

たぶんこれが欧米などの地域から帰国だと民泊不可になったのかもしれません。

 

次に移動手段。

 

予定していたUBERはタクシーと同じで不特定多数を乗せるのでダメだそう。

まぁそりゃ言われてみりゃそうだ。

 

繰り返しになりますが、帰国者の移動手段としてOKなのは、

レンタカー or 身内のお迎え or ハイヤーを呼ぶ の3種類のみ。

 

私にとって唯一の選択肢、ハイヤー

しかし人生で使ったことがない乗り物、それってタクシーと何が違うんですかと聞くと、

ハイヤーは予約客のみを乗せるので何かあっても感染経路が特定できるのと、一回乗せるたびに車内を消毒をするから安全です」

とのこと。なるほど。

 

じゃあハイヤーを呼びます、と伝えて検疫を通過。

ここまでで着陸から1時間以上かかりました。

 

スーツケースを拾い、関税を通り、出口へ。

ちゃんとスーツケースを綺麗に並べて見守ってくれている人がいて、良い国だなぁと思いました。

多くの国では誰もいないベルトの片隅でひっくり返ってたりするんですよスーツケース…

 

宿の予約とハイヤーの予約・滞在先へ

さて、時刻は朝8時前。

さっそくAirbnb経由で事前にやり取りしていた宿オーナーに今日チェックインしていいかの質問連絡をします。

すぐにいいよーと返事をくれたのでそこを14日間予約。

 

次にハイヤーです。

ネットで成田 ハイヤーで検索すると色んな会社が出てきます。

 

どこも当日の場合は電話予約のみのようです。

日本で通話ができるSimを持っていないので小銭をつくって公衆電話からかけることにします。

 

一軒目に聞いたところでは、成田‐江戸川区までが42000円

ひー!予算外なので他当たります~と電話を切り、二軒目。

 

都内までだと50000円からと言われ、青ざめる私。

それ相場ですか?

と聞きたくなるのをこらえ、三軒目を探します。

 

残り少ない小銭を入れて電話をかけた三軒目、お値段24400円!神!!

決して私にとって安い金額ではないですが、ハイヤーの中では相当リーズナブルなようです。

 

ちなみに利用したのはこちらの会社。

 

成田ジャンボタクシー 【格安・定額】料金表

 

宿のチェックインが3時だったのでその1時間くらい前に来てくれるようにお願いしました。

ハイヤーが来る時間を空港で待つこと5時間ほど… 

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帰国ラッシュは終わったのか空港内に人はかなり少なく、見かけるのはほぼスタッフの人たちでした。

 

やっとハイヤーの到着時刻になり、宿のある東京に向かいます。

 

車内で運転手さんと少しお話しました。

「今まで成田空港から一番遠いとこだと、どこまで行かれましたか?」

と聞くと、

「国内線が停まってんるでね~こないだ成田から山口県まで行った同僚ドライバーいますよ~」

とのこと…山口県…!!!

コロナの影響はそんなふうにも出てるんですね…!

 

雨が突然降ったり止んだりする千葉を抜けて東京までトータル50分ほど。

江戸川区の宿に到着したのはメキシコの宿を出てから約30時間後でした。

人生で一番の長旅になりました…無事に着けて良かった~ 

 

まとめ

長くなりましたが、メキシコからの帰国についてでした。

着陸後の検査はおろか検温もなく、検疫も滞在場所・移動手段など自己申告のみなので結構ゆるいなぁと思いました。

そしてハイヤーから見た東京の街、めちゃみんな外出してますね…ちょっと驚いちゃいました。

下町だからで、新宿とかは全然違うんでしょうかね。

何はともあれ14日間、健康に気を遣いながらひっそり暮らします。

 

 

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