~コロナ禍の国際遠距離恋愛記⑤~ブカレストでの日々とこれから
④の続きです。
コロナの影響は処々に感じましたが、ブカレストはいい町でした。
ブカレストでの日々
彼とのブカレスト滞在は前回のバーミンガムよりとてもリラックスできました。
二度目の再会旅行だったというのもありますが、
ルーマニアはイギリスほど物価が高くないし
ブカレストの人々は英語を話してくれます。
なんならイギリス人の英語よりわかりやすいです。
ルーマニア語の文法は難解ですが発音は日本語とちょっと似てるんですよ。
東欧の国に来たのは初めてでした。
ロンドンやパリに比べると少しどんよりとした、暗い雰囲気。
コロナの影響もあるのでしょうが、人も多くなくて首都なのに落ち着いています。
ただ、コロナの影響で夜11時以降の外出禁止
飲食店での店内飲食禁止(テラス席のみ)
などルールはいろいろありました。
彼と彼の友人とビールバーに行きましたが、
みんなで外の席に着席、ストーブの前で凍えながらビールで乾杯。
日本人も日本食屋も少なく感じましたが、sushiはどこでも人気メニュー。
寿司を揚げた寿司てんぷらを冬のテラス席で食べるという奇妙な体験しました。
あとは彼ママが壺いっぱいに作ってくれたルーマニアの郷土料理サルマーレ。
ルーマニア版ロールキャベツなんですが、酢漬けキャベツで巻くので酸っぱいです。
中にはひき肉と野菜、お米が入ってます。
新鮮でおいしかったなぁ。
ルーマニアから出国、涙のお別れ
楽しい時間はあっという間に過ぎていくもの。
帰国の日になりました。
大慌てで借りていた民泊の掃除をしてまた車で迎えに来てくれたご両親にご挨拶。
早朝発の便でした。
またご両親二人ともこのあと仕事だというのに
私が出国ゲートをくぐるまで一緒にいてくれました。
Strangerな私にとてもやさしくしてくれて、
またいつでも来てね!と手を振ってくれる家族に涙が止まりませんでした。
バーミンガムを発ったときの数倍悲しかったです。
搭乗ゲートでぐったりしていると、
君のパスポートを食べちゃえばよかった。
彼からポツリとそんなメッセージが来て、悲しさ倍増。
たまにしか会えないし会うのも大変だから、
吊り橋効果で大好きなのかなとか多少気の迷いを疑っていた私ですが
気の迷いでこんなに胸が痛むわけがない。
2021年は彼と一緒に生きていくためにちゃんと計画しよう。
そう強く感じた帰国便でした。
コロナの影響が悪化、でもイギリスには行ける
そんな悲しい帰国をしたあとの12月、もぬけの殻になっていましたが、
世界のコロナ問題は再び悪化の一途。
日本もどんどん感染者が増えて年明けにはEU諸国への観光ビザが使えなくなりました。
彼も休暇が終わって年明けにルーマニアからイギリスの自宅に戻る予定が、
イギリスのロックダウンで航空機が飛ばず2カ月も延びました。
それでも私は仕事を辞めてイギリスに行くと腹を決めています。
幸い日本人は今もイギリスへビザなし入国はできるのですが、
変異種の流行が始まってからずいぶん厳しいルールができました。
・搭乗するのに、渡航前72時間以内に発行された英語のコロナ陰性証明書が必要
・到着後の10日間の自主隔離
・到着後2日目と8日目にPCRテスト受診
イギリス政府のHPによると
わざわざ職員が自主隔離先に出向いてPCR検査するとか書いててびっくり。
隔離中は出かけられないからmakes senseなんですが、
実際は郵送で検体を送る?みたい。
そして当たり前ですが、全部自費、高いったらありゃしない。
日本でPCR受けて英語の陰性証明をGETするのだけでも3~4万かかります。
しかしこのルールが撤廃される日を待っていられないので
来月初旬に渡航を決めました。
今回はターキッシュエアラインズ、無事に飛ぶかな。
向こうで働けないのでリモートワーク探し中です。
誰かおすすめあれば教えてやってください。
国際遠距離恋愛振り返りはこれで終わりです。
この関係がどこに落ち着くのかわかりませんが、
人生一度きり、やらないよりはやって後悔して生きていく予定です。