【IELTS】フィリピン留学中にコース変更して思ったこと~テストコースのメリット・デメリット【TOEIC】
今回2カ月のバギオ留学中、色々思うところあってIELTSコースからTOEIC Speakingに変更しました。
なんでIELTS からTOEIC Speakingにしたのか?
私がセブとバギオの2校でトータル5ヶ月留学して感じた、フィリピン留学でテストコースを取るメリットとデメリットについて書いてみます。
テストコースを取るメリット
先生がベテラン
何よりのメリットはこれでしょう。
私は前回セブのEnglishFella2、今回はバギオのPINESに留学しました。
講師に関して共通して言えることがあります。
「テストコースやビジネス英語の方が講師のクオリティが高い」
ということです。
私は2回とも1~3月の学生が増える繁忙期に留学しました。
この時期は多くの学校が期間限定の講師を雇います。
これらの期間限定講師は一般英語を受け持つことが多いです。
何故ならIELTSやTOEICの講師になるには、講師自身も一定のスコアを取ったり、生徒にスコアアップのためのストラテジーを教える能力が必要になります。
なのでテストコースやビジネス英語を取ると相対的に経験豊富な講師がつくことが多いです。
セブのEnglishFella2にいた時はそれが顕著でした。
一般英語→ マンツー講師のほとんどが大学出たての22、3歳…
ビジネス英語に変更後→すべての講師がヘッドティーチャー(講師の中のリーダー格)
バギオのPINESでは一般英語は取ってませんが、全ての講師が5年以上の経験者で一人も期間限定講師はいませんでした。
同じお金を払うなら教え慣れた講師についてほしいですよね。
テストコースやビジネスを選べば経験豊富な講師を充ててもらいやすくなります。
やることが明確なのでダラダラした授業にならない
これも重要です。
マンツーの先生は特に、授業から脱線してただのお喋りになりがちです。
特に一般英語は「話す機会をたくさん持つこと」を売りにしているからか、その状況が普通になっている生徒や講師が多いです。
でもテストコースの場合はやることが明確に「テスト対策」なので、そういった無駄な時間を取らない講師や脱線しても軌道修正してくれる講師がほとんどです。
数字で成長を感じやすい
たぶんどのコースを選んでも4週に一回はレベルテストがあると思います。
一般英語の場合、テストは学校のオリジナルなのでレベルのバラつきや採点基準の曖昧さがでてきます。
テストコースの場合、過去問などから問題を作成したりライティングやスピーキングも採点基準が明確なので、レベルテストで自分がどれだけ成長したか感じやすいです。
EnglishFellaでは一般英語受講者もビジネス英語受講者も同じレベルテストを受けるのですが、卒業前ファイナルテストのリスニングスコアが3か月前の入学時より低くて焦りました。
マネジメントスタッフから
「今回のは難しかったみたい~みんな点数悪かったから気にしないで^^」と言われましたが
普通気にするやろ!と思いました。(^^;)
テストコースを取るデメリット
ハイスコアGETに向けたストラテジーを覚える時間が必要
テスト対策なので、どうやればテストで高得点を取れるかというポイントを教えられる時間も出てきます。
それのすべてが無駄ではないですが、実生活で使わないような内容もあります。
例えばIELTSのエッセイライティングは、エッセイなので小難しい用語をいっぱい使わないとハイスコアを狙えませんが、
身近に使われていない用語はエッセイで使ってもすぐ忘れてしまいます。
IELTSリーディングも、アカデミックの方に出てくる単語はかなり専門的で問題もトリッキーです。
単純に英語力を上げたい~という人にとってはかなりヘヴィな内容になると思われます。
インプット科目は授業時間が無駄に感じる
テストコースでは多くの場合でリーディングとリスニングが含まれていますが、これらの時間はかなり無駄に感じました。
リーディングとリスニングは基本的に授業中に問題を解いて答え合わせをします。
大体授業時間の半分はクラスで黙々と問題を解きます。
この時間は講師を全く利用できていない。
予習してきたものを授業中に講師と答え合わせするのみのケースもありますが、
答え合わせも正直、リスニングやリーディングは辞書と日本語の回答がある方が講師の解説を聞くより効率的です。
なのでこれらの時間がとても無駄に感じてしまいました。
いわゆるメジャーなTOEIC(リーディング・リスニング)コースを取ってる友人が何人かいましたが、みんな同じような気分になっていました。
TOEICは言わずもがなで就活などで役に立ちますが、自分一人でできるタイプの勉強なのも事実です。
せっかく講師を独り占めできるフィリピン留学中にTOEICを受講するのは もったいないかもしれません。
宿題が膨大になったりする
テストコースのリーディングやライティングは難しい語彙や表現がてくることが多く宿題のボリュームが増しがちです。
自分の時間で何をすれば良いのかが曖昧なスピーキングは復習がおろそかになってしまい、「読める書けるけど話せない単語」が増えていくように感じました。
なんでIELTS受けたの?TOEIC Speakingに変えたの?
私は今回の2カ月(8週)のバギオ留学、IELTSコースを選択していましたが4週終わった後TOEIC Speakingに変更しました。
なんでTOEIC Speakingに変更したのか?
そもそも何でIELTSを受講したのか??
荒い説明をすると、
IELTSを受講した理由→4技能をバランス良く伸ばせると思った
TOEIC Speakingに変更した理由→もっとSpeakingにフォーカスしたくなった
からです。
適当だなw
と思われるかもですが(^^;
実際私はIELTS試験を受ける予定もなく
TOEIC Speakingというテストはフィリピンで聞くまで存在自体知りませんでした。
IELTS は海外移住や海外留学に必要な試験で、日本での知名度は低いです。
しかしTOEIC に比べて試験は難しいです。
スピーキングとライティングがあるのでアウトプットの練習が必要ですし、
リーディングやリスニングでもマーク式でなくて記述だったり、問題も複雑です。
なので、
「IELTS でハイスコアを取れるようになればそこそこの英語力になるだろう」
と私は考え、受講を決めました。
でも前述したデメリットにあるようにリーディングやリスニングの授業が時間の無駄に感じたのと、
ライティングとリーディングの宿題重量がすごくて、あれ?これやりに来たんだっけ?と思ってしまいました…
オフィスに相談しにいったところ、TOEIC Speakingが良いんじゃないか、とスクールマネージャー。
内容を詳しく聞いて、以下の3つの理由でTOEIC Speakingを受講することに決定しました。
・全ての授業でSpeakingにフォーカスできる
・テスト対策なのでFreeConversationにはならない
・ビジネスで使える英語を学べる
TOEIC Speakingの試験内容は、
#英文を正しい発音やアクセントで読み上げる
#写真を見てどんな写真なのかを説明する
#顧客からの質問に口頭で答える
#クレーム電話を聞き、スタッフとして返答する
といった内容で、コースでの授業内容はその各問題を講師が分担して教えてくれるような感じでした。
発音はもちろんのこと、写真を見てどう表現するかや質問された時の返事の仕方など大変役に立ちました。
私の場合すでにある程度英語は喋れるので、言いたいことは伝えられます。
でも多くの場合で私の英会話は「なんとか伝わる英語」で「正しい英語」ではありませんでした。
このコースを選択したことで正しい英会話に近づけたと感じています。
まとめ
長くなってしまいましたが、フィリピン留学でのテストコース受講にはいろんなメリットがあります。
でもその反面、これ意味ある??と思う時間も出てくるかと思います。
私の場合は正しく話せるようになりたいという目標がIELTS受講中に湧いてきて、
最終的に選択したTOEIC Speakingコースはその目標に対して大いに役立ったと感じてます。
みんなそれぞれ違った目標があると思いますがテストコースをうまく利用して目標達成に近づけることを願っております。(^^♪